メッセージ

高度人材育成センター センター長
松井 利之

高度人材育成センターの使命は、持続発展可能な未来社会創造人材を世に送り出すことです。

グローバル化が急速に進展し、競争と技術革新が絶え間なく生まれ、旧来のパラダイムが大きく変換されるという21世紀型の知識基盤社会が現実のものとなりつつあります。国や地域、性別や年齢を問わず誰もが等しく参画でき、持続可能な発展が保証される、理想的な社会構造の構築に、向けて、人類はさらに知恵を絞っていかなければなりません。このような時代の中にあって大学に課せられた使命は、真理の探究や専門的学問を教授・研究することだけにとどまらず、卓越した専門知識に加え独創性や自由な発想、チャレンジ精神、研究ニーズ発掘力、研究マネージメント能力、対話力、人を惹きつけるリーダーシップ等を兼ね備え、新たな知や価値の創造に寄与する人材を育成し社会に輩出することが期待されています。

大阪府立大学では、2008年に科学技術振興調整費「イノベーション創出型研究者養成プログラム」の採択を受け、現在のセンターの前身である産学協同高度人材育成センターを設立しました。センターでは、産業界からの支援を得て、主に博士人材を対象に長期の企業インターンシップを含む様々な教育カリキュラムを開発、地域や産業界を牽引する高度研究人材の育成に努めてきました。近年ではそれらのカリキュラムを、博士前期課程を含む全学の大学院学生を対象に拡げ開講しています。さらに文部科学省等からの様々な補助金等を活用し、大阪市立大学と共同で「ことづくり」をキーワードとする博士課程教育リーディングプログラム「システム発想型物質科学リーダー養成学位プログラム(SiMS)」や、 グローバルな視座を持ちイノベーションを起こす人材の育成を目指す「グローバルアントレプレナー育成プログラム(Fledegプログラム)」等を全学の学士課程(学域)学生や大学院生、社会人の皆様に対しても提供してきました。

センター設立から10年余りが経過した今日、高度人材育成センターは全学の学生を対象としたカリキュラムを提供する教育センターとしてのみならず、数多くの国内外の大学、企業、金融機関、公共団体、地方自治体などと連携を保つ、イノベーション・エコシステムと呼ばれるコミュニティーの拠点としても位置付けられています。センターが提供する多様な、カリキュラムやプログラム、イベントの一端をウェブページから知って頂ければと思います。関心をもたれた、本学学生、他大学学生、卒業生、一般社会人の方には、是非センターをご活用頂ければと思います。

これまでの社会にない新たな価値を創造し、夢のある未来社会を共に築いていきましょう。